大量の汗にお悩みの方は多汗症の可能性あり!多汗症とはどんな症状なの?

大量の汗にお悩みの方は多汗症の可能性あり!多汗症とはどんな症状なの?

2020.08.11

近頃暑い日が続いていますね。そんな暑い日に、大量の汗に悩まされている方はいらっしゃいませんか。実は、その汗は多汗症のせいかもしれません。今年こそ汗に悩まされない快適な夏を過ごしませんか。そこで今回は、多汗症の原因4つや治療方法についてご紹介します。汗にお悩みの方は、本記事を参考にしてみてください。

多汗症とは

多汗症とは、汗が過剰に出る状態になることを言います。10〜30歳の方に多く、男女比は1対1です。多汗症は、全身に汗をかく状態の全身性多汗症と、局所的に汗をかく状態の局所性多汗症の2つに分類できます。また、脇の臭いが気になるという方はいらっしゃいますか。脇の臭いが強い方は、ワキガ症の疑いがあります。ワキガ症は、医学的には腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれ、アポクリン腺が発達している場合に診断されます。以下に多汗症の原因を4つご紹介します。

精神的な問題を抱えている

多汗症の多くはストレスによるものと言われています。精神的要因による多汗症は、別名「発汗恐怖症」とも呼ばれます。ストレスや不安などの精神的問題が起こると、交感神経が敏感になることで汗を大量にかいてしまいます。

病気を患っている

代謝異常や内分泌異常などの持病を抱えている方は、多汗症になる可能性があります。病気が原因の多汗症は、ほとんどが全身性多汗症です。そのため、全身に汗をかいている場合は、何か病気を患っている可能性がありますので、不安な方は一度病院を受診してみてください。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンは交感神経とともに脳の視床下部でコントロールされているため、ホルモンが乱れると交感神経も乱れて多汗症になりやすいです。特に女性の方は、生理や更年期の影響を受け、ホルモンバランスが乱れることで多汗症になることがあります。

食生活が健康的でない

辛いものや熱いものを食べると、汗をかきますよね。これは正常の反応ですが、過剰に汗をかく場合は多汗症かもしれません、また、肥満の方は多汗症になりやすいため、バランスの良い食生活を心がけると良いでしょう。その他、愛煙家やコーヒーをよく飲む方は、ニコチンやカフェインといった中枢神経興奮剤が含まれているため、過剰に摂取しないように注意してください。

多汗症のセルフチェック方法とは

「多汗症かもしれない」という方へ、ここからは多汗症かどうかを確認するための方法をご紹介します。以下の項目に当てはまるかどうか確認してみてください。

・タオルがなければ日常生活に支障が出るほど汗が出る
・脇の汗ジミが目立つ
・起きている時は汗をかくが、寝ている時は汗をかかない
・緊張すると過剰に汗をかく
・半年以上原因不明の汗が出る
・手のひら、足の裏、脇がいつも湿っている
・指先の色が悪い
・両脇の汗の量は同じくらいだ
・着替えや制汗剤は常に手放せない

これらの項目に当てはまるものがあった方は、多汗症の疑いがあります。また、当てはまる項目があった方の中で、汗をかいていることに耐え難く、いつも不快に感じるという方は、重度の多汗症かもしれません。他にも汗をかいていることで人と接するのがおっくうになったり、日常生活に支障をきたしたりする方は治療をするのをおすすめします。

多汗症の治療方法とは

多汗症の治療方法を2つご紹介します。

1つ目は、ボツリヌストキシン製剤注射です。ボツリヌストキシン製剤注射とは、表情筋や眉間シワを抑えるためによく使用される注射ですが、汗の分泌腺を抑える働きもあります。極細の針で注入を行いますので、10分程度で施術は終わり、注意点やダウンタイムはほとんどありません。1回の施術で3〜4ヶ月ほど効果が持続しますので、汗が気になる季節だけ汗を抑えたい方におすすめです。

2つ目は、反転剪除法(はんてんせんじょほう)です。反転剪除法とは、汗や臭いの原因となるアポクリン腺やエクリン腺を切除する方法で、効果が高く半永久的に効果が持続します。また、大部分の毛根を取り除くことで脇毛の永久脱毛ができるため、脱毛をお考えの方にもおすすめですね。傷跡は、脇のシワと同化するため目立たなくなります。局所麻酔を用いて不要な分泌腺を切除し、施術は1時間半程度で終わります。施術後3日間は脇の下をガーゼとテープで固定し、1週間から10日後に抜糸します。1回の施術で済ませたい方や、重症の多汗症の方、ボツリヌストキシン製剤注射では効果が足りない方におすすめですね。目で直接確認しながら取り除く方法のため、再発はほとんどありません。どちらの治療法が適しているのかわからない方は、一度当院までお問い合わせください。無料カウンセリングは、メールか電話でご予約いただけます。

まとめ

今回は、多汗症のやセルフチェック方法、治療方法についてご紹介しました。本記事をお読みいただき、多汗症の治療をしたいと思った方はぜひ一度当院までお問い合わせください。また、ご不明点や疑問点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

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