ホクロが気になる方必見!ホクロができる原因を知っていますか?

ホクロが気になる方必見!ホクロができる原因を知っていますか?

2020.02.03

「ホクロができる理由ってなんなのだろう?」「ホクロには良性のものと悪性のものがあるって聞いたけど本当かな。」このように、ホクロの詳細について知りたい方はいらっしゃいませんか。そこで今回は「ホクロができる理由と増える理由」「良性のホクロと悪性のホクロの見分け方」についてご紹介します。

ホクロができる理由について

いつの間にかホクロが増えていてとても驚いた経験はありませんか。また、他の人と比べてホクロが多いと、「なぜ自分だけホクロが多いのだろう?」と悩んでしまうかもしれません。では、どのようにしてホクロはできているのでしょうか。ホクロが作られるまでの流れを解説していきます。

ホクロが作られるメカニズムについて

そもそも、ホクロとはどのようなものなのでしょうか。いつの間にか体にできているよく分からないものという印象があるかもしれません。ホクロとは、顔や体にある黒色班、黒褐色斑のことを指します。どのようにしてできるか順を追って見ていきましょう。まず、紫外線や刺激によって、肌の細胞膜にメラニンと呼ばれる物質が作られます。このメラニンが作られる過程において、メラノサイトという物質が活性化することでホクロが作られます。メラニンは、本来であれば、刺激から肌を守るために作られるものなのですが、過剰に作られるとホクロとして跡が残る原因になるのです。

また、ホクロには皮膚の表皮にメラニンが集中してできる単純ホクロ、メラノサイトが重なってできている色素性母斑などの様々な種類があり、特徴や作られ方も異なります。では次に、ホクロが増える理由について詳しく見ていきましょう。

ホクロが増えるのはどのような理由なの?

「子供の頃は少なかったはずなのに、最近ホクロが増えている気がする」大人になってから急にホクロが多くなると、病気にかかったのかと心配になりますよね。では、どのようにしてホクロは増えるのでしょうか。大きく分けて3つの理由があるため、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1つ目は、紫外線を多く浴びることです。メラニンの排出が追いつかない、メラノサイトが過剰に働くなどが原因でホクロができてしまいます。そのため、紫外線を多く浴びている人や、紫外線をモロに受ける顔や腕などはたくさんのメラニンが作られます。

2つ目は元からの体質です。小さな頃からホクロが多かったという方は、元々の体質が原因である可能性が高いです。ホクロの遺伝性は認められておらず、日本人はシミやホクロができやすいという特徴があるため、あまり心配する必要はないでしょう。

3つ目は、外部からの刺激によるものです。同じような服をずっと着ていて、体のある一箇所のみが衣類によってずっと擦られ続けると、ホクロができる可能性があります。刺激を受けると、メラニンがたくさん出やすくなるためです。

ここまでは、ホクロができる理由とホクロが増える理由について解説しました。では次に、良性のホクロと悪性のホクロの見分け方について見ていきましょう。

良性のホクロと悪性のホクロの見分け方について解説

「ホクロの作られ方と増える理由については分かったけど、良いホクロなのか悪いホクロなのかが分からないと不安になる」害のないホクロの場合は放置しておいても問題はないのですが、悪性のホクロだった場合は対処が必要になります。それぞれの特徴を詳しく知った上で、種類に応じて適切に対処しましょう。

良性のホクロの特徴とは?

みなさんがよく知っているホクロとは、黒色斑の中でも小さなサイズのもののことを指します。紫外線や外部からの刺激によってホクロは大きくなっていきますが、大きくても5ミリ以上にはならないことがほとんどです。また、大きくなるのに数年程度はかかります。そのため、昔からある小さなサイズの黒色班は悪性ではないと考えられるので安心してください。

悪性のホクロの特徴とは?

メラノサイトが悪性化することによって、腫瘍になったもののことを悪性黒色腫(メラノーマ)といいます。メラノーマは皮膚にできる腫瘍の中でも特に悪い性質を持っているため、気をつけなければなりません。進行速度が早いため、早急に対処する必要があります。様々な箇所に現れるのですが、足の底と爪の部分に現れる確率が高いとされます。また、口の中や結膜にできることもあります。
発生率に男女差はあまりないため、全員が注意するべきでしょう。また、基本的に歳をとってから発症する方が多いのですが、若くして発症することもあるので、疑わしい場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。

まとめ

今回は「ホクロができる理由と増える理由」「良性のホクロと悪性のホクロの見分け方」についてご紹介しました。この記事を参考に、良性のホクロと悪性のホクロを見分けてみてくださいね。もし何か分からないことがありましたら、お気軽に当クリニックにご連絡ください。

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