二重にしたい方は知っておきたい!埋没法とは?
2020.09.09
二重まぶたの手術として、「埋没法」という単語に聞き覚えのある方は多いと思います。そこで本記事では、埋没法の概要やメリット、術後のケアについて解説します。
埋没法のメリット及びデメリットとは
本記事をご覧になっている方の中には、そもそも埋没法とは何なのかについて疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。埋没法とは、簡単に言えば二重まぶたを作るための手術を指します。この手術は切開と異なり施術にメスを使わないのが特徴です。医療用の縫合糸を用いて上まぶたに縫線を作る手術で、縫合した糸は皮膚の下に潜り込んで埋まることから、「埋没法」という名称になりました。埋没法には大きく分けて2種類の方法があります。
1つ目は「拳筋法」と呼ばれる方法で、皮膚とまぶたに内包されている拳筋健膜を連結させる施術です。こちらは時間はかかりますが、その分しっかりとして安定した二重ラインが形成されるでしょう。2つ目は「瞼板法」と呼ばれる方法です。こちらは糸をまぶたの皮膚の部分に通して二重ラインを作る方法で、施術時間の短いスピーディーな方法です。一般的に埋没法といえばこちらを指すことが多いですね。
次に、埋没法のメリットについて解説します。1つ目のメリットに、「ダウンタイムの期間が短い」点が挙げられます。基本的に埋没法は糸を皮膚の表面に埋め込んでいく施術なので、メスを使用しません。そのため傷口が少なく、体にかかる負担も最小限に留まるので、ダウンタイムがあまり発生しません。2つ目に、「やり直しやすい」点が挙げられます。万が一、何らかのトラブルが発生した場合など、二重まぶたから元の状態のまぶたに戻したくなるケースも十分に考えられます。そういった場合、埋没法は埋め込んだ糸を取り除くだけで元の状態に戻るのです。切開と異なり、やり直しが容易にできるのは嬉しいポイントですよね。3つ目に、「幅の変更が自在である」点が挙げられます。こちらも上記に共通している利点ですが、デザインが好みでなかった場合や、左右の二重幅に差が出たときには糸を外して再度やり直せます。柔軟に施術できるのは埋没法ならではです。
一方、デメリットもあり、たるみが多い方の場合は施術が難しい点には注意が必要でしょう。40歳以上の方は顔の皮膚にたるみが生じ、埋没部分のトラブルにつながる恐れがあるため注意しましょう。
二重まぶたの種類を解説
続いて二重まぶたの種類について解説します。二重まぶたには大きく分けて2種類があり、「末広タイプ」と「平行タイプ」に分けられます。末広タイプは自然な印象が特徴で、日本人の顔のバランスに適した二重まぶたです。埋没法でも比較的作成しやすいタイプでしょう。2つ目の平行タイプですが、こちらはさらに「幅広の平行タイプ」と「幅の狭い平行タイプ」の2つに分類されます。
前者は二重幅が広いため、見る人に華やかな印象を与えるため人気のある二重まぶたです。しかしこちらは目頭の切開が必要になるため、埋没法よりも切開法が適しています。後者の幅の狭いタイプは末広タイプと幅広平行タイプの中間に位置するものと考えて構いません。末広タイプよりも二重を強調したい人や、華やかすぎずさりげない印象を求める人におすすめです。しかし、こちらも場合によっては切開の必要があることを覚えておきましょう。
埋没法の流れと術後のケアについて
最後に埋没法の施術の流れを解説します。手術の前に、メイクを十分に落として、コンタクトレンズやつけまつげも事前に外します。ここで医師がまぶたの状態を確認して手術に適しているかを確認するのですが、この段階でまぶたが炎症を起こしている場合や、結膜炎の疑いがある時は施術できません。ここで問題がなければ、再度希望する二重の幅や形をチェックします。事前確認が完了すれば、いよいよ施術に入ります。まず初めに、まぶたに局所麻酔及び点眼麻酔をかけます。そのため、施術に伴う痛みはほとんどありません。麻酔の後は、二重のデザインに沿って、挙筋というまぶたの開閉を行う筋肉に糸を掛けます。この挙筋を瞼板と呼ばれる、まぶたの中の硬い組織に縫合します。ここまでの手術に要する時間は、早ければ10分程度で完了するでしょう。非常にスピーディーなのがわかりますね。尚、糸をまぶたの裏表どちらで結ぶか及び糸をどこに通すか、そして糸の本数や通し方は、そのまぶたのコンディションやクリニックによって異なります。術後はケアとしてまぶたを冷却して痛みや腫れを抑えます。術後のケア含め施術の当日はコンタクトレンズの装着ができないため、めがねの用意は欠かせません。また、血のめぐりによって腫れが悪化する可能性があります。そのため、術後2週間は激しい運動を控え、入浴はシャワーのみにしましょう。
まとめ
今回は埋没法のメリットやデメリット、施術の内容や術後のケアについて解説しました。二重まぶたを簡単かつローリスクで得られるのは嬉しいポイントですよね。埋没法に関して何かご不明な点がございましたら、お気軽に当院までご連絡ください。経験豊富なスタッフが全力でサポートいたします。