☆普通のシミと見間違うアザ☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2017年2月22日 10:06みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニック橿原院の木幡です。
昨日確定申告をしに地元の税務署に行って並んでいたときに、たまたま近くにいた女性の方が両頬にシミと見間違えるアザを持っていらっしゃったので、違いについてお話したいと思います。
実は以前にもこちらのブログで紹介はしているのですが(→コチラ)
このアザは遅発性両側性太田母斑様色素斑といい、名前が長ったらしいので最近ではADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と読んだりもします。
両者は同じことを指していますが、前者が疾患名であるのに対して、後者は状態を指している名前と言えるでしょう。
遅発性=生まれつきではない
両側性=両側にできる
太田母斑様色素斑=太田母斑(アザの名前)のような色素斑
と分解でき、さらにADMの方は
後天性=これまた生まれつきではない
真皮=表皮よりも皮膚の奥の部分
メラノサイトーシス=過剰なメラニン細胞がある状態
という意味です。
要は同じモノです。
このADMは、メラニンが通常のように表皮に出来るのではなく、真皮という皮膚の奥の方に出来るので、正確にはシミではなく、アザになります。
皮膚の奥の方に出来るため、フォトフェイシャルのような光治療では改善することはなく、Qスイッチレーザーが適応となります。
当院ではQスイッチルビーレーザーを西大寺院に、QスイッチYAGレーザーを橿原院に用意しておりますので、そのいずれかで治療に当たらせていただくこととなります。
このアザは1回の治療後、数か月かけて薄くなっていくという性質のため、照射間隔は4~6か月あけてやることになりますので少々時間と根気が必要となります。
ほとんどの方がそうだと気付いていらっしゃらないので、私たちの方で指摘させていただいて初めて気づくことがほとんどです。
場合によっては上記のような治療をご案内させていただくことがありますのでその際は「あ、このことだな(ニヤッ)」と思ってピンときてください
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。