クリニックブログ

みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡です。 

私のYouTubeチャンネルに、コグ付きスレッド（カエシ付き糸です、要するに）による顔のタルミ引き上げ術（当院呼称：MAPLリフト）を公開しました。 

現在、コグ付きスレッドはその素材や形状の違いにより、様々な商品が出回っており、お客様の方でどれが何やらさっぱりわからん、というのが現状だと思います。

業者さんからも私たちの方に製品案内がまわってくるのですが、ハッキリ言って使ってみないとわからない、ということで色々と紆余曲折を経て現状使用しているものに落ち着いています。 

私は素材としてポリ乳酸製のものを使用しています。

これは吸収糸になるのですが、吸収され切るまでに2年を要すると言われ（実際に顔挿入後６カ月目で中の様子をみる機会があったのですが、溶け始めてもいないような状態でした）、従来の素材であるポリジオキサン製の約２倍強の持ちとなっています。

また保管性にもすぐれ、ポリジオキサンが開封後冷蔵保存しないと劣化していくのに対して、常温保存で全く問題ありません。

ポリジオキサンが優れているところと言えば、糸の柔らかさ、でしょうか。 

ポリ乳酸の方がちょっと硬く、入れ方を考えないと糸の端が触れやすくなってしまいます。 

あと、糸の入れ方について。

最近のコグ付きスレッドはほぼ全て非固定タイプのもので、要するに顔の動かないところに糸を固定するというものではありません。

以前にあったタイプのものは側頭部（耳の上あたり）の皮膚の下にある、側頭筋膜と呼ばれる、筋肉を覆っている硬い膜に糸を固定していたのですが、こちらの方が施術の内容上、ダウンタイムが長くなる傾向があるので少しずつ支持されなくなってきているように思います。 

非固定タイプの糸は、ハッキリ言って入れ方は自由です、ちゃんと引きあがりさえすれば。

従って先生方によっても入れ方は全く異なります。

そういう私も誰かに教わったわけでもなんでもなく、自分なりに「ここをこう上げようと思ったら、こうやって入れて・・・」みたいな感じで今のやり方に落ち着いています。

ですのであくまで雰囲気を知っていただくという意味で観ていただければと思います。

こちら↓からどうぞ☆