☆日本人が本当は知らないお金の話☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2017年1月17日 09:40みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡です。
今日は、最近読んで面白かった書籍のご紹介です。
早速ですが、コチラ↓です。
三橋貴明氏著「日本人が本当は知らないお金の話」です。
著者である三橋貴明さんもAmebloをされていらっしゃって、ほぼ毎日のようにブログを更新されています。
私は政治や経済の話に詳しくはないのでいつも三橋さんのブログを読んで勉強しております。
その三橋さんが最近出された著作です。
これを読むと、確かに日本人はお金について詳しくないなぁ、と気づかされるところがあります。
例えば「国が1000兆円を超える借金を抱え、国民一人あたりになおすと800万円になる」とか「公共投資は税金の無駄遣い」とかいうタイトルが新聞紙上を賑わすと、なんとなく「そうだよなぁ・・・」なんて思ってしまいます。
でも理屈を知るとそうじゃないんだ、ということが分かります。
すると世の中をちょっと違った目線で見られるようになってきます。
詳細は是非ご一読いただきたいのですが、私が最も「なるほど」と思ったのがこの中で出てくる「所得とお金の違いの話」です。
登場人物はAさん、Bさん、Cさんの3人と銀行です。
Aさんが銀行から1万円を借ります。
そのお金でAさんはBさんから1万円相当の品を購入します。
BさんはAさんから得た1万円で、Cさんから1万円分の商品を購入します。
今度Cさんは、Bさんに商品を売って得た1万円で、Aさんから1万円分の商品を購入します。
AさんはCさんから得た1万円を銀行に返しにいきました(利息は考えないものとします)。
1万円が銀行のもとからA→B→Cと渡り、銀行に戻ってきただけのように見えますが、この時産まれた所得は3万円となります。
“お金は天下の周り者”と昔から言いますが、このように回っていくことで新たな所得が産まれるということなんですね。
そしてこの時、誰かが1万円を全部使わずに一部貯金をしてしまうと、所得は下がります。
これが今の日本です。
みんながお金を貯蓄に回してしまうと、誰の所得も産まれないという話になってしまうのです。
こうしたことが分かりやすく、書かれているのが本書です。
経済について詳しくないけど、もうちょっと分かるようになったらいいのに、と考えている方にはうってつけだと思います。
万人ウケはしないと思うので評価は★★★★☆としておきます
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。