☆美容外科への就職を考えている方へ☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年12月17日 10:03みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
最近、当院への就職・転職を希望されて面接を受けに来られる方が多数お見えです。
わざわざ足をお運びいただき、感謝申し上げます。
美容外科が全く初めて、という方に私の見聞きしてきたこと、自ら経験してきたことがお役に立つかどうかはわかりませんが、シェアさせていただきたいと思います。
私は元々一般外科出身で、1年目を大学病院、2年目からを関連病院で過ごしました。3
年目に入ってすぐに美容外科に転職したのでその間に経験したのは1年半の一般外科医としての研修と半年間の麻酔科研修でした。
ほとんど外科医としては何ほども出来ないうちからの美容外科への転職だったので、私のマインドや手術手技はほぼ美容外科での純培養といってもいいくらいです。
ほぼまっさらな状態で入ったようなものだったので、先入観なく仕事に取り組めたのはプラスだったと思います。
ただ、社会人としての経験があまりなかったので、お客様との距離の取り方には苦労しました。
保険診療時代に外来診療も経験していなかったので、ここは本当に一から構築していくこととなりました。
手術の習得ももちろん難しいのですが、私が最も難しいと思うのがお客様に対するカウンセリングです。
それも広く含めた「接遇」と言ってもいいかもしれません。
これは保険診療をしていても絶対に教わらないところです。
医療関係者として美容外科で勤めていく上で、技術と接遇の両方をバランス良く向上させていくことは、本当に難しいことだと思います。
お客様にとって、あるクリニックで手術やその他施術を受ける決め手となるものとは一体何なのでしょうか。
それは金額かも知れません。
自宅からの距離(通いやすさ)かも知れません。
手術が日本一上手い先生がいるからかも知れません。
これらの中には自分ではコントロールできないものも多々あります。
でもお客様に「あなたが言うんだったら受けてみようと思う」という気持ちにさせることは、コントロールできるハズです。
コントロールというと言葉が悪いですが、最終的に何かを購入するときに、どういう人から購入したいと思うかはすごく大きな決め手になると思うのです。
先日も、車を見にとあるディーラーに行ったときのことです。
担当してくれたセールスパーソンの方に全く覇気がないのです。
聞かれたことにしか答えてくれません。
目も何となくうつろ。
親身になって相談に乗ってくれそうな気配はゼロ。
こうした方から何かモノを買おうという気には到底なれないですよね?
ところが、自分が客の立場の時は分かっていたつもりのことでも、いざ反対の立場、つまり売る側になると案外ちゃんと出来ないものです。
こういうことを、医療技術を学びながら同時に身に着けていくことが、美容外科に転職することだと思っていただいていいと思います。
どれだけやっていても、正解にたどり着いたような気はしません。
やれている、と思っていても、何年か経って振り返ってみると「ああ、あの時はまだまだだったんだ…」と思うものです。
それでもチャレンジしてみたい、という方には面白い職場だと思います。
狭い業界ですので、どこかでお会いできるかもしれませんね
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。