☆サイトカインによる肌治療の今後☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年10月 9日 09:44みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
現在の美容外科・皮膚科は空前のグロースファクターブームと言ってもいいかも知れません。
グロースファクターとは「成長因子」のことで、細胞増殖因子とも呼ばれます。
美肌治療に特に成長因子は良く使われていて、代表的なものは以下のものが良く知られています。
・EGF…上皮成長因子
・FGF…繊維芽細胞増殖因子
・PDGF…血小板由来成長因子
・HGF…肝細胞成長因子
・TGF…トランスフォーミング成長因子
ちなみに、こういうものも含めて細胞同士がお互いに連絡を取り合うために分泌する物質のことを「サイトカイン」と呼びます。
ウイルス性肝炎の治療に使うIFNインターフェロンもサイトカインの一種ですし、長距離系スポーツ選手が赤血球を増やすためにドーピングで使うEPOエリスロポエチンなんかも実はサイトカインです。
※www.m.chiba-u.ac.jpより引用
サイトカインの中にはそれ単体でハッキリとした役割を持つものもあれば、他のサイトカインと組み合わさって威力を発揮するものもあります。
ただ、サイトカインは数百種類もあるようで、今もってその全ては発見されておりませんし、ましてやどういう組み合わせでどういう働きをするのかというところも正確には把握しきられておりません。
ですから、ある意味一種類だけでハッキリとした作用が出るような分かりやすいものはレアなのです。
そして、こうしたものほどすでに色んな治療に使われていたりします。
さきほど挙げたIFNやEPOはその例ですし、美容外科領域でもFGFやPDGFといった成長因子は、若返り治療で、それ単体の注射や自分の血液中の血小板を集めて老化部位に注射するPRPという治療として実際に使用されています。
※ヤンキースの田中将大投手が肘の靭帯を痛めた際にPRP注射をしたのは有名ですね
また、当院でも薄毛治療として使用している「AAPEパウダー」は脂肪由来幹細胞が分泌するサイトカインを凍結乾燥したものです。
入っているサイトカインは数えただけでも15種類以上に及びます。
ただ実は現在のところ、どのプロセスでどのサイトカインがどういう組み合わせで働いて発毛に至るのかまでは知られておりません。
様々な試験の結果として、発毛が認められたという事実が先行しており、詳細な仕組みまでは解明されていないのです。
それだけ人間の身体の仕組みは我々の想像を超えて複雑なのでしょう。
こういうところに現在の美容外科におけるサイトカイン・成長因子を使った治療の限界があるのだと思います。
サイトカインのそれぞれの細かい働きや、組み合わせによって発揮する力、どの段階で効力を発揮するのかが明確になれば、それだけで美容外科のみならず、医学の様々な分野で利用価値が大きく上がってくるハズです。
私たちが生きている間にこうしたことは果たしておこるのでしょうかね
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