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☆ニキビが出来た人は肌老化が遅い?☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山

2016年10月 8日 10:14

みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。 

 

みなさん、最近出たこのタイトルの記事、読まれました?

 

「ホンマか?」と思いましたが…。

でも私も妻も、若い時にニキビが出来た方で、確かに肌の状態は平均と比べて悪くないと思うのでひょっとしたらこれは真実かも?!

 

以下に記事の一部を引用いたしますのでまずはご一読を↓

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 【英】ニキビに悩んだ人は肌が老化しない?鍵を握る「テロメア」の正体

 

2016年10月4日(火) 

英国の皮膚科学者シモーヌ・リベロ率いる研究チームが、「若いころにニキビに悩んだ人は肌の老化が遅いかもしれない」といった研究内容を発表しました。  

 

若い時にニキビで悩んだ人は、白血球のテロメアと呼ばれるDNAのキャップ構造にあたる部分が長い場合があり、このことによって細胞が老化しにくくなっていつまでも若いお肌を保てる可能性がある、というものです。

  

実験1 女性の双子1205人のテロメアの長さを測定

 

実験結果 ニキビを患ったことのある人の方がテロメアが長い傾向があった

 

 

実験2 ニキビの経験がある人とない人のグループで、同じ年齢の人の皮膚生検を実施

 

実験結果 ニキビの経験が無い人のグループは細胞死にかかわる遺伝子が活発に動いていた

 

https://doctors-me.com/doctor/skin/6/column/4523より引用

 

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はい、で結局これはニキビが出来た人の白血球の遺伝子に含まれる「テロメア」の数が、ニキビが出来なかった人に比べて“長い”ことが根拠になっています。 

人間の細胞はある程度の回数分裂すると自動的に分裂をストップするように出来ています

止まらない方が良いのに、と思われるかもしれませんけど、「止まらない=無尽蔵に増えていく」と同じことでこれはまさに「ガン細胞」と同じになってしまいます。

そしてそうならないよう、この分裂回数を制御しているのが「テロメア」というわけです。

 

テロメアと細胞分裂改訂版.jpg

 

上の図の通り、テロメアは細胞のDNAの端の方についていて、細胞が分裂するたびに数が減っていきます。

それがゼロになった時点で細胞は分裂・増殖しなくなり、死んでしまうというわけです。

  

ただ思ったのですが、このおかげでお肌が若々しく見えるためには“ニキビが跡を残していない”、ということが条件ではないかと思いました。

色素沈着を残したり、クレーターを残したりしていれば「良い状態」には見えません。

こういうのはおそらく別の遺伝子が関与しているんでしょうね…。

こういうのも早く見つかって欲しいです。

  

で、もう一つ思ったこと。

今回はニキビの出来やすさが「白血球の遺伝子のテロメアが長い=白血球が細胞死しにくい=肌の老化が遅い」という論法につながっているのですが、身体というのは複雑なもの。

白血球の寿命が長いということは、お肌以外の何か他のことにも関連しているのじゃないかなあと思うのです。

 

だって、白血球の遺伝子のテロメアの数が多いことが、肌の老化が遅いことだけにしか関連していない、と取る方がむしろ不自然でしょう。

それだったら「肌の老化が遅いことにも関係しているけど、おそらく他にもあるでしょ」と考える方が自然じゃないのかなあ、と思います☆

  

いやあ、人間の身体ってまだまだ謎だらけですね。

本当に複雑に、かつ良く出来てるグッド!

  

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