☆具体的な目標を持つと人生は「成功」するのか:目標編☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年9月25日 18:52みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
さて、私と同じ自己啓発本マニアでこの種の本を手にしたことがある方は、必ずと言っていいほど本のどこかに「具体的な目標を持つことの大切さ」が書かれていたことをご記憶だと思います。
私も最初はこれを鵜呑みにして「どんな目標をもつべきか」真剣に考えた時期がありました。
“ありました”と過去形にしているのは、今は大して考えていないということなのですが(笑)
そのことについて今日はお話をしたいと思います。
まず持つべき「目標」の設定ですが、やってみるとこれが実に難しいのです。
例えば「1億円稼ぐ」という目標。
これ、あまり良くないとされています。
何故かというと、これは目標というよりも、別の何かの「手段」になってしまうからです。
要するに「1億円稼いでそれで何がしたいの?」という続きが出てきてしまう目標ではいけないのです。
その続きをしっかりと考えた先が「本当の目標」になるということです。
例えば稼いだ1億円で何かを買うとします。
買ってしまったらそれでジ・エンドなのでしょうか?
そうなるとちょっとつまらないですよね。
「え?それでもう人生の目標達成?」みたいな(笑)
するとモノを買うという発想だけだとなんだか陳腐に思えてきてしまいます。
そして一通り欲しいものが買えてしまったらしまったで、それだけだと何だか物足りなくなり、次の段階に移らざるを得なくなります。
こういうものではない、何かもっと崇高な目標を立てよう、という話になってきます。
人間はある程度基本的な欲求が満たされてくると、より高次な欲求を満たそうとするそうです。
アメリカの心理学者、マズローは欲求を5段階に分けました。すなわち、
①生理的欲求
②安全欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
の5つです。
④と⑤が高次な欲求に入り、「承認欲求」は人に認められたいという欲求、「自己実現欲求」は自分の能力を最大限に引き出してクリエイティブな活動をしたい欲求を指します。
より高い目標を持つということは、より高次な欲求を満たしたいと思うようになる、ということとイコールなのかも知れません。
クリエイティブな仕事をすればそれは「価値」を生み出すことになり、価値は「富」を生み、富が大きくなるとそれを寄付や慈善活動にまわしてそのことがさらに承認欲求を満たしてくれて…というサイクルに入るのが大金持ちなのでしょう。
と、こうして見ていくと、「な~んだ。御大層な目標立てていても結局自分の欲求満たしたいだけなの?」と思ったあなた。
実際のところ、それだけなのかも知れません。
直接的であれ、間接的であれ、何か目標を立ててそれに向かって努力していく時、それは何がしか自分の欲求を満たすためにやっている、という風にとらえるべきなのかも知れません。
所詮、私たちは動物です。
目標を立てて努力するなんて能力、人間以外の動物には備わっていません。生きていくために、素直に自分の欲求に従っているだけです。
ウチで飼っているワンコたちもそうですが、食べたい時に食べ、寝たいときに寝、甘えたい時に甘え、喜ぶときはめいいっぱい喜ぶ。
その時々を全力で生きているという感じです。
人間みたいに先々の目標に向けてどうのこうの…とは考えていません(多分)。
ですから目標が見つからないから成功しないなんてこともないでしょうし、目標が無かったら無かったでいいのかも知れません。
その代わり、目の前のことをただただた全力でこなす。
そうして何かに全力で取り組むうちに、何かが見えてきます。
自分の得意とするものが見つかるかも知れませんし、逆に不得意なものがハッキリとするかも知れません。
そして、物事に全力で取り組まないと自分の「スペック」は見えてきにくいです。
車もサーキットで全開走行することで初めて細かい違いが分かるようになります。
ノロノロ運転しているだけではそこまでの違いは分からないでしょう。
目標を立てても、結局毎日少しずつ積み上げていく点は同じなのですから、その日を出し切って過ごすことに重点を置くようになった結果として、私は面倒な目標設定をやめました。
ということで。
なんだかよく分からない展開になってきましたが(笑)
次回は「成功」の方にスポットを当てて考えてみたいと思います♪
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