☆営業という仕事は嫌い、ですか?☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年8月29日 11:15みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
今日のタイトル、ご自身はいかがですか?
営業というと、営業マンの仕事と思われがちですが、今の資本主義社会においては、物売りであろうがサービスを提供する人であろうが、モノ・サービスをお客様に提供する人は全員、お客様に対して「営業」していると言えるでしょう。
そりゃあ放っておいても売れる商品・サービスなら営業しなくても売れちゃうかも知れませんけどね(笑)
でも通常は商品やサービスをまずはお客様に認知してもらい、良さを知ってもらい、買っていただくよう促して初めて売れるわけです。
そのような意味では私たち美容外科医も医者であると同時に営業マンでもあるわけです。
でも何だか違和感ありませんか?
医者は専門的知識を持つ人種です。
そんな人に営業マンさながら「あなたには絶対にこの施術が必要です」と言われたら普通これに反論することは難しいでしょう。
これが病気で普通の病院を受診しているのであれば「まあ先生がそう言うんだし、仕方ないか…」ともなるのですが、これが美容外科クリニックとなるとどうでしょう?
美容手術には普通緊急性もなければ必要性もありません。
こういう場合に「この手術、絶対やった方がいいですよ♪」なんて言われようものなら普通、不信感募りまくりでしょ(笑)
しかし、しかしですよ。
私たちも何もボランティアで仕事をしているわけではありません。
何かの施術をお客様にご案内し、受けていただき、代金を頂戴しなければ会社として成り立ちません。
あっという間にクリニックは潰れてしまいます。
そうなれば雇用している社員もまた新たな職を探さなければならず、取引先にも支払いが滞り、多方面に多大なる迷惑をかけてしまいます。
私は長年にわたってこのことを考え続けました。
どうすればこれらを両立できるのかと。そしてそのバランスを見つけるまで、お客様に対して「営業」することが大嫌いでした。
その期間およそ10年…。
私が「営業」を好きになれたのは、ある気付きを得たからです。
それは、営業の能力は「しゃべる技術・テクニック」ではなく、「人間性」にあるということが分かってきたからです(もちろん技術も大切ですが)。
私たちは自分がお客様に「営業」する側にいるときには気づくことは少ないですが、自分が顧客として他人から「営業」される側にまわったときには、「買いたくない!」などと直感的に判断できたりします。
私が客として「この人から買いたくない!」と思うときは次の通りです。
・言葉づかいや身なりが場にふさわしくない
・商品知識が乏しく、質問に対する答えが的確でない
・こちらの立場にたってくれている感じがしない
・購入特典ばかり並べ立て、お金のニオイがプンプンする
・商品に対して調べて分かる程度のことしか話してくれない
どうです?
この中に一つでもしゃべるテクニックに関わることがありましたか?
どちらかというと、「人としてどうか」という内容ではありませんか?
そうなんです、私たちは客の立場になったとき、自分のことを良く分かってくれる、あるいは分かろうとしてくれる、好感の持てる人から買いたい、と思うものなのです。
ですから私は普段から上に書いたことの逆を心がけてやるようにしています。
それはすなわち、
・その場にふさわしい言葉づかいや身なりを心がける
・何を聞かれても答えられるように普段しっかりと勉強する
・なるべくお客様の立場にたって考える
・安い・高いではなく、お客様にとって最も有益なものをご案内する
・商品について一般的に知られていること以上の内容を話す
こうしたことを意識してやるようになったことで、私は「営業しないと!」という苦痛から解放されました。
みなさんそれぞれの方法があるとは思いますが、これはある程度どんな職業にでも当てはまることだと思います。
私のように思い悩んでいる方がいらっしゃれば是非参考になさってみてください。
「営業」することが楽しく感じられるようになれれば、私にとってこれほど嬉しいことはありません。
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。