☆二重の構造と切開法二重の仕組み☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年8月20日 11:24みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
今日はタイトル通り、生まれつきの二重の構造と、切開法で二重を作る際に実際にやっている事、についてのお話です。
まず、一重と二重の違いについてみていきましょう。
これは上まぶたを縦に真っ二つにして横からみた断面図です。
二重まぶたの方が、まぶたをまつ毛方向に追っていくにつれて、赤いスジ状の枝分かれが皮膚方向にいくつも伸びているのが見えます。
この枝分かれが一重の方には無いのが一重まぶたと二重まぶたの最も大きな違いと言えます。
実はこの赤いスジ状の枝分かれのもとは「眼瞼挙筋腱膜(ガンケンキョキンケンマク)」と呼ぶ、目を開かせる筋肉のスジに相当するもので、この枝分かれが皮膚に伸びていることで、目を開けたときにこの部分の皮膚が中に引きこまれ、二重になるという仕組みなのです。
という違いがわかると、切開法の二重手術でやっていることが理解しやすくなります。
切開のやり方については大きく分けると2つの方法があります。
まず一つ目の方法は、この二重になるために皮膚方向に伸びているスジを手術的に作ってしまう、という方法です。
図にすると下のような感じです。
乱暴に言ってしまえば、二重になって欲しいラインの部分を切り、最後にキズを縫い合わせるときに、このスジを引っ張ってきて二重のラインになるべき所に縫い付けてしまいます。
そうすればかなり生まれつきの二重に近い構造を再現することが出来ます。
が、私は普段はこの方法ではやっていません。
というのも、もともと一重の方というのは、このスジの枝分かれが無いということ以外に、上まぶたそのものが脂肪で厚く・重く、これも同時に解決してあげる必要があるからです。
図の黄色い部分が脂肪なのですが、これをしっかりと処理する以外にも、実はまつ毛側にちかい部分も元々二重の方に比べて厚みがあることが多いので、これも処理してあげた方がより軽い瞼に仕上げられます。
もちろん、薄い瞼なのに一重の方には上記の方法で良いと思います。
私が行っている方法が二つ目の方法で、次の通りとなっています。
二重になって欲しいラインからまつ毛側の、中のお肉を一部抜いてしまい、まぶたを薄くした状態で縫い付け作業をしていきます。
こうすることで白く抜けた部分は癒着という現象で奥の組織にしっかり糊付けされるので、より取れにくい・薄いまぶたの二重を作ることが可能となります。
ただ、これらの2つの方法は要は使い分けです。
必ずしもどっちかでないといけない、というよりはその方の上まぶたの特長に合わせて選べばいいですし、場合によっては組み合わせて行うのも良いと思います。
このあたりは手術を行うドクターの経験と好み、と言っても良いかも知れません。
そしてもちろん今回ご紹介した2つの手術方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
そこまで言及すると更に長くなるので今回は省略いたしますが、最終的にはどちらのメリットの方が勝つかで選べばよいのです。
その判断を下すのが難しいから私たちがカウンセリングの際に助言させていただいているわけです
是非ともご活用ください
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。