MENU

クリニックブログ

クリニックブログ

☆最近のヒアルロン酸注射と注入針(鈍針)☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山

2016年8月18日 13:50

みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。 

 

今日はヒアルロン酸注射・・・に限らず広くフィラー注入のやり方について最近のトレンドをお話しておきたいと思います。

  

以前にもご案内した通り、当院では(特に私は)マジックニードル(施設によってはマイクロカニューレと呼んだりもします)を使うようにしていますが、これは最近ではどこのクリニックのホームページをご覧になられても当たり前のように掲載されてきています。

もはやこれ無しでやっていれば時代遅れとも言わんばかりに。

 

wwwsoftfilcom.jpg

www.softfil.comより引用

 

 

それもそのハズ。

これを使えば処置による内出血が大幅に回避できるのみならず、注入中の痛みも軽減され、なおかつ最近問題になってきている血管内への誤注入のリスクも下がるからで、使わない手はないところまで来ています。

 

使い方については以前のブログを参照してください→こちら

   

以前のブログにも書いた通り、本来ヒアルロン酸は皮内と皮下の打ち分けが可能な製品です(→こちら)。

 

ところがマジックニードル(マイクロカニューレ)を使うと皮内への注入は無理となり、皮下のみに打つことしかできなくなります

 

  

では、皮内にヒアルロン酸を打つ場合とはどんな場合なのか。

 

hyaluronic打ち分けα.jpg

 

皮膚表面に入る浅い小じわ(例:目じりのシワや、ファンデーションが入るホウレイ線のシワ)には皮内に入れる場合の方が改善しやすいです。

  

ただ、ヒアルロン酸を皮内に浅く入れるのにはいくつかデメリットもあります。そのいくつかを列挙すると・・・

  

○入れすぎるとスジになりやすいのでたくさんは入れられない 

○たくさん入れられないので比較的早い段階で吸収され無くなってくる 

○入れ方が浅くなりすぎると皮膚に赤味が出やすい 

 

といったようなものです。

そして、ある程度は細~いマジックニードル(マイクロカニューレ)を使って皮下の極浅に入れれば、すべてとはいかないまでも、多少皮内に入れたのと似たような効果は再現できるので、最近では可能な限りこの器具を使って処置しています。

  

ヒアルロン酸の品質も近年、持続や硬さ・柔らかさ、麻酔剤入り等いろいろと向上がみられておりますが、入れる道具にしてもこのような発明がされているわけです。

  

それにしてもこのマジックニードル(マイクロカニューレ)。

出た当初は私、バカにしてたんですけど、まさかこんなに使い勝手がよくてお世話になってしまうようなことになるなんて(笑) 

 

想像すらしていませんでしたキョロキョロ汗

  

奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。