☆ワキ以外の多汗症ボツリヌストキシン治療☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年8月11日 12:36みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
今回はワキ以外の場所のボツリヌストキシン注射による多汗症治療についてお話します。
ワキ以外というのは、例えば頭髪内、おでこ、鼻先、手のひら、足の裏なんかが対象部位となります。
こうした部位は特にエクリン汗腺しかない場所なので(ワキはご体質によってはもう一つの汗腺:アポクリン汗腺があってこれには注射は効果を発揮しません)、
ボツリヌストキシン注射が多汗症を抑えるのに良く効きます。
よってやり方と注意点だけ触れておきます。
まず比較的ご希望の多い手の平から行きましょうか。
この部分については、汗がたくさん出ると書類が濡れてインクが滲んでしまったり、手をつなぐ時や握手をする時に気を使ってしまったりといったように、割と実害がでやすいことからワキ汗についで相談件数の多い場所となっています。
ワキの場合と同様、およそ1.0~1.5cm間隔くらいで、ボツリヌストキシンを数単位ずつ皮下のごく浅いところに打っていきます(手のごつい人は到底皮内に打つことは出来ませんからね)。
皮下に打つ場合、皮内に打つのに比べて効果の発現がやや遅く、普通数日で効果が出てくるところが1週間近くかかるケースもあります。
約1~2週間で効果は完成します。
二次的な作用として握力低下があります。
手というのは下の図のように、腱が数多く走っているところで筋肉は案外少ないのですが、親指の付け根や小指の手首側に筋肉がついており、これにも注射の効果が一部及んでしまうためにこのようなことが起こります。
重いものを運んだりする仕事をしている方にとっては支障が出るかも知れませんね。
続いて足の裏。
ここは手の平の時に見られたような握力低下などの二次的な作用は起こりません。
ですので下の図のように、またまた一定の間隔をあけて注射を打っていきます。
特に難しいことはありません。
効果の出方も手の平の場合とほぼ同じと思っていただいてOKです。
続いて顔・頭。ここで出来る部位は頭髪内・額・鼻です。
これらの個所も、手や足の時と同じように一定間隔をあけて打っていくだけです。
唯一気にしないといけないのが額おでこです。
手の平の時もそうでしたが、おでこのすぐ真下には眉毛を挙上させる筋肉があります。
この筋肉の動きが悪くなってしまうので、おでこに汗どめの注射を打つと眉毛を挙げづらくなってしまいます。
おでこのシワ予防にはちょうどいいのですが、それを希望していない方にとってはいらない作用が一つ起こってしまうということになりますのでご注意ください。
以前に額から汗が出ているのか、髪の生え際より上から汗が出ているのか、わかりにくいお客様がいらっしゃいました。
眉毛が動きづらくなることから、まずは生え際より上にこの注射を打ってみたのですが、汗はあまり減らず、結局後でおでこに打つことになりました。
やむを得ない場合はメリット・デメリットを天秤にかけてもらった上でご判断いただくと良いと思います。
また、この作用は永久的に続くわけではなく、半年も経てば汗どめの効果が落ちてくるのと同時に眉毛の動きもちゃんと回復してきます。
頭髪内や鼻については特に気になる二次的作用は起こりませんのであまり気にせずやっていただいて大丈夫です。
当クリニックではこのような特殊部位についてもボツリヌストキシン注射による汗止め対策を行っております。
気になる方は是非や私共にご相談ください♪
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