☆一流と凡人を分けるモノ☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年8月 5日 09:51みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
「外国語がペラペラ話せたらなあ」
とか
「このスポーツで一流になれたらなあ」
とか
「楽器が弾けたらなあ」
という気持ちを持ったことは誰しもあると思います。
でも心の中で、「自分には才能がないから」とあきらめてはいないでしょうか。
今日はそんな方に次のお話しを紹介したいと思います。
フロリダ州立大学心理学部教授のアンダース・エリクソン氏が行った研究です。
彼がドイツにいたころ、世界で活躍する音楽家を輩出するベルリン芸術大学バイオリン科の教授に協力を依頼し、卒業後に世界トップクラスのバイオリニストになることが確実な生徒(Sランク)、優秀ではあるが世界で活躍するほどではない生徒(Aランク)、そして教員コースに進んだ生徒を10人ずつ選出し、調査をしました。
何を調査したかというと、彼らがバイオリンを習い始めてから今まで練習に何時間費やしてきたか、についてです。
すると、教員コースに入学した学生は18歳になるまでに平均3420時間の練習を積んでいました。
Aランクの学生はそれをさらに上回る5301時間。
そしてSランクの学生は7410時間の練習を積んでいたそうです。
つまり、練習時間の差がそのまま能力の差として表れていた、ということなのです。
これは、テニスプレーヤーや数学者、ダンサーというように対象を変えても変わりなかったそうです。
そしてエリクソン氏は「超一流になるには1万時間の練習が必要だ」と結論づけます。
現に、さきほどのSランクのバイオリニストは20歳になるまでに平均1万時間の練習を積んでいました。
そしてこれにはもう一つ、鍵があります。
ただ1万時間練習をするだけではなく、
「自分の能力の限界を少し超えた負荷をかけた練習」
をすることが大切なのだそうです。
つまり、毎日やり慣れたことをやるだけ、ではダメなのです。
その居心地の良い状態から飛び出し、より新しいこと・より難しいことにチャレンジし続ける1万時間でなければならないのです。
この話をお読みになってみなさんはどう感じましたか?
1万時間。
一日2時間の練習で約13年8か月です。
大人になればなるほど、一日のうちにかけられる練習時間は少なくなっていきます。
そういう意味では時間のとれる子供のころから始めるのは有利でしょう。
でもそれが今自分が就いている仕事、であれば現実味は出てきます。
私なんか10時~19時まで仕事です。
一日9時間。これを自分に負荷をかけ続け、新しいことにチャレンジする時間とするか、ただ業務をこなすだけの時間とするかでは全く違う結果となるでしょう。
自分の手におえなさそうだ、というものにこそ積極的にチャレンジするスピリットが自分を成長させてくれるのです。
もちろん、環境的な要因や、経済的な要因も絡んでくるでしょう。
生きているだけで精一杯では楽器を手に入れるだけでも大変です。
でも。自分がやっている仕事であっても、やり方を変えればその道の達人になれるハズ。と思えば仕事の取組み方も変わってくると思うのですが。
いかがでしょうか
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