☆手術をより綺麗に・スムーズに!新高周波メス導入♪☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年7月18日 12:04みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
以前のブログでもご案内しておりましたが(→こちら)、ようやく待ちに待ったモノポーラー焼灼器が納入されました♪
長らく手術で使おうと思っていたのですが、納期が半年以上かかる上に納期不明と言われ…(*_*;
すったもんだの末ようやく届きました↓
まあ、これ如きが何なんだ?!という話ですが、日本国内での美容手術においてはあまり使用されることはなく、主として海外で使用頻度が高いように思います。
日本で使用頻度が高いのはこの機械に「バイポーラー鑷子(セッシ)」と呼ばれる装置をつけた使い方です↓
主に手術の最中の出血を止めるために使用します(出血点をつまんでスイッチを入れるとそこが焼けて血が止まります)。
今回、私がやろうとしているのはモノポーラーの方です。
下のペン型の装置を本体である上の機械にとりつけて使います。
黄色のボタンを押しながら肉をなぞると「切開」ができ、青色のボタンを押しながら先端を軽く目標物に触れさせると「凝固」、つまり血止めが出来ます。
普通の外科では当たり前のように使うのですが、美容外科では使われてきませんでした。
おそらく、美容外科のような繊細な仕上がりを求める領域ではモノポーラーだと「焦げすぎる」理由で敬遠されてきたように思います。
※ピュアまで6件の美容外科で勤めてきましたが、全施設で使用されていませんでした。
この本体が出す高周波を使って切開したり血止めできる理屈は、体内に高周波電流を流すと電気抵抗によって熱が発生し、この熱が組織を加熱・蒸散させるというものです。
加熱するということは、「焼けている」ということであり、焼き過ぎはキズの治りを遅らせます。
それで敬遠されていたのではないかと思います。
しかし、以前のブログでも紹介させていただいた動画を見ていただくと、あまり焼けているという感じがしなくないですか?
※Dr. Milind Naikによる眼瞼下垂手術より引用
まあ、正確には焼けているのでしょうけど、焼かれ加減がずいぶんとマイルドだなぁと思いました。
私がイメージしていたのはもっと、下のような感じです↓
※Kooijman Kellyさんの動画より引用
どうです?こちらの方が煙を上げて「焼けている」という感じがするでしょ。
たぶんこれがあるからこれまで敬遠されてきたの理由ではないかな、と思ったのです。
ただ最近は、モノポーラーの先端の形状であるとか、高周波の周波数であるとかでこうならないように制御出来ているように見受けます。
そこで私どもの施設でも導入を決めた、ということです。
ある程度のレベル以上の手術ではこれから使用していきたいと思っています。先々手術動画もアップ出来たらなぁと画策中。お楽しみに♪
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