☆ホクロ取り:切除を選択する時☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年7月 9日 13:18みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
私は普段ホクロを取る時、大抵の場合は炭酸ガスレーザーもしくは高周波メスを使って「焼いて取る」ようにしています。
何故かと言えば、ほとんどの場合はこれでもそこそこ綺麗に治ってしまうからです。
そしてみなさん、ホクロを切り取ってしまうという治療方法があるのもご存知だと思いますが、焼いて取るのとどういう使い分けをしているのか、気になると思います。
今日はそのあたりのお話です。
コスト以外の切り取る場合のデメリットを考えてみると、
①切り取って縫うので抜糸がある
②切り傷が残る
の二つがあげられると思います。
このデメリットが焼いて取る場合のデメリットに比べて霞んでしまうくらい大したことではなくなった時に「じゃあ切り取ろうか」という選択をしています。
では焼いて取る場合に大きなデメリットが発生しやすい状況はというと・・・
(A)ホクロが大きく、根が深く、くぼみが残る可能性が高い場合
(B)タバコを押し付けた跡のようなキズ跡になる可能性が高い場合
が考えられます。
(A)は、もともとのお肌質・治りの体質にも影響されるので絶対的な基準はないのですが、1cm前後を超える大きさのホクロになってくれば処置後に窪みを残す可能性は高くなります。
例外ももちろんありますが、普通1cm近くまで大きくなっているとそれなりに根が深いことも予想され、かなり深くまで取らないとホクロが取り切れないことになります。
そして深く取るほどに窪みが残る可能性は高くなるのです。
(B)については顔以外の、身体部分にあるホクロについて言えます。
特に腕のホクロを焼いて取った場合にこのようなタバコを押し付けたような傷跡として残ることが多いです。
ただ繰り返しになりますが、あくまで可能性論で「そうなりやすい」というだけなので、どちらを選択していいのか良く分からない場合は相談していただくのがベストです。
さて、切り取る場合ですが、原則下の図のようにしていきます。
毛穴と皮膚の小じわが走っている方向を軸にして、青い線に従って紡錘形に切り取り、縫い合わせます。
くり抜き、というのをやることもあります。
その場合は本当にホクロを形通りに抜いてしまいます。
巾着袋を締めるように、中心に向けて縫い合わせていきます。
最近立て続けに2件、明らかに切除した方が良いケースに出くわしました。
1件はお顔の頬にある1cm大のホクロ、もう1件は1cmを超える大きさの前胸部のホクロで、以前に焼いて取った跡が目立つケースでした。
お二人とも切除する方向でご案内させていただきました。
私もどちらにするか迷うケースもあります。
ただ決める基準は一つではありません。
ご希望があればそれを最優先させていただく形でご案内しておりますので、迷う場合はどうぞご相談ください♪
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。