☆ヒアルロン酸注射:皮内と皮下の打ち分け☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年6月16日 12:10みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
ヒアルロン酸が、他の注入剤(フィラーともいいます)と比べても優れている理由の一つに、今回タイトルにあげた「皮内と皮下の打ち分け」が出来る 要するに、皮膚の中に打つことが出来かつ皮膚の下に打つことも出来る、ということです。 これ、実は大切なことなのです。 というのはフィラーの多くは皮下にしか打てず、皮内には打てなかったりするからです。
ヒアルロン酸についてくる説明書にもintradermal(皮内)やsubdermal(皮下)という単語が出てきます。
これによってそのヒアルロン酸をどこに打ったら良いのか、明示されている場合もあります。
絵に示すと下のような感じになるでしょうか。
ファンデーションが入り込むようなホウレイ線のシワには皮内(浅いところ)に入れた方がより良い結果が出るでしょうし、しっかり深~く入っているような場合には皮下(深いところ)に入れて全体に底上げするイメージで入れた方が改善が良い時もあります。
これをシワの入り方で使い分けることがヒアルロン酸注射での治療の成否を決めると言っても過言ではありません。
そしてそれぞれの入れ方でのメリット・デメリット、というのもあります。それは、
皮内(浅いところ)
・少ない量で改善することが多い
・入れすぎると筋状に膨らみやすい
・注入した後の赤味はこちらの方が出やすい
皮下(深いところ)
・浅いところに入れるのに比べて、注入するヒアルロン酸量は多くなりがち
・少々入れすぎても違和感は出づらい
・注入後の赤味は出にくいが内出血するリスクはこちらの方が高い
・血管に誤注入してしまうリスクがある(カニューレ使用がベター)
ちょっと前のブログでCRFによる脂肪注入が定着率80%を誇る、といってもヒアルロン酸注入がなくなるわけではない、と言ったのもこうしたヒアルロン酸の浅い深いの打ち分けが可能な特性からなのです。
ですからみなさんもこうした治療の特性をよく理解していただいて、ご状態に応じてかしこく使い分けをしてくださいね
分からなければ是非聞いてください♪
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