☆眼瞼下垂を治す手術:皆どうしているんだろう?☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年6月 9日 17:18みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
今日、眼瞼下垂を治す手術の機会があったのでちょっと触れておきたいと思います。
以前のブログでも少しだけ触れたことがあるのですが(→コチラ)、この手術では目を開けさせる筋肉である眼瞼挙筋のスジに相当する「眼瞼挙筋腱膜(キョキンケンマク)」をまつ毛方向に折りたたんで縫い付けるという方法が一般的に行われている方法であるように思います。
まぶたの中は次の絵のような構造になっています。
まぶた中央付近に瞼板と呼ばれる軟骨ほどの硬さの組織があって、その上の縁から眉毛方向に延びる形で目を開けさせる筋肉のスジに相当する眼瞼挙筋腱膜がくっついています。
これが加齢や長年のコンタクトレンズの装用によって擦り切れて伸びてくることで目が開けづらくなり眠そうな目になって見える、というのが眼瞼下垂です。
擦り切れて伸びているのが原因であるのならばそれを縫い縮めてしまおうというのが手術による改善の考え方です。
眼瞼挙筋腱膜をまつ毛方向に折りたたんで縫い付けるというのは次の図のようにして行います。
でも私、この方法があまり好きではありません。
というのはイメージ的に元に戻りやすいのと、特に瞼の内側部分で上がり方が不十分に終わってしまうケースがなんとなく多いような気がするからです。
こんな↓感じで。
なので、折りたたんで縫い付けるのではなく、眼瞼挙筋腱膜全てをまつ毛方向にズリ降ろしてきて縫い付け、擦り切れてしまっている部分は切り取ってしまう方が結果もいいような気がします↓
この手術は本で読んでも今一つピンと来ない内容で書かれていることが多く、かつ先生によっても全然やり方が違うので、私もこれまでちょっとずつ変更を加えて今のやり方に落ち着いています。
みんなどうしているんでしょうね?(笑)
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