☆美容外科における湿潤療法☆/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年6月 2日 14:32みなさんこんにちは、ピュアメディカルクリニックの木幡(こわた)です。
湿潤(しつじゅん)療法って聞いたことありますか?
これを簡潔に言い表している画像があります。
はい。
ジョンソン&ジョンソンのキズパワーパッド®です。
湿潤療法とは文字通り、キズを湿潤、湿った環境に保ったままキズを治すというやり方で、従来の「キズを乾かしてカサブタを作らせる」やり方とは真逆の方法です。
キズ口から出てくる「汁」をそのままテープが吸収して湿った状態のままキープするわけですね
これをキズに貼ってのケアすることでどんなメリットがあるかというと、
①キズの痛みが緩和される
②早く、きれいに治る
③防水であるため水に濡れてもOK
④消毒・塗り薬が不要で基本は水洗いのみ
です。
クリニックではこれの医療版を使用していて、以前にも掲載したこんな↓やつとか、
こんなの↓をキズの部分に貼っていただいています。
実際にクリニックではどういう用途で使っているかというと、ホクロを炭酸ガスレーザー・高周波メスで取った後や、シミをQスイッチレーザーで取った後とか、刺青を除去するのに「削皮術」と言って皮膚を削り取った後に貼っていただいてます。
この方法、簡単で便利な反面、使用方法を誤ると化膿します
まあ、すべてもろとも蓋をしてしまうわけですから汚いものも中に入ってしまえば当然といえば当然ですが・・・
浅くて小さいキズの場合は問題は起こりにくいのですが、広くて深いキズの場合は感染に注意しなければなりません。
従ってホクロやシミを取った後に貼っていただく分にはあまり注意していなくても大丈夫ですが、刺青を削って取った後なんかはより慎重になる必要があります。
貼り換えをする際にはキズとキズの周囲の汚れをお水でしっかり洗い流してからにする等の工夫が必要です。
キズの消毒は細菌の殺菌にはあまり効果があがらないばかりか、自分の健常な細胞を殺してしまう作用がありますので、実は水ですすぐのが一番だったりします
キズの処置も時代によって変わるもんですね
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。