☆サーマクールの蓄熱について考えてみる☆byピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年4月 8日 10:27こんにちは、ピュアクリニックドクター木幡です☆
ここのところサーマクールの施術をさせていただくことが多いので、ここらでウンチクを少々
サーマクールはラジオ波を使ってお肌の中の水分を加熱し、皮膚の中の方だけ微妙な生焼け状態にすることで皮膚を引き締め、強化していくという治療です。
顔のタルミを治療するのによく使う、手術ではないメディカルエステ的な治療機器です。
皮膚も普通に焼き鳥の「とりかわ」と一緒なのであぶってしまえば縮みます。
その縮むという性質を利用してタルミ改善を図っていくわけですね♪
さて、このラジオ波ですが、温度が高くなればなるほどそちらを好んで通ろうとするという性質があります。
つまり何度も何度も同じところを繰り返し照射すればするほど
蓄熱される=生焼け状態になりやすい=効果が上がりやすい
という図式が成り立つため、実際のサーマクールの治療でも同じ個所を何度も打ち直すということをしています。
このことは最近、他の治療でも言われているデュアルパルスの考え方と似ています。
つまり、ある出力の強さで1回だけ刺激を加えるよりも少し出力を下げて2回刺激を加える方が、痛みが少ないのに同程度もしくはより高い効果が得られる、という考え方です。
これは脱毛やシミのレーザー治療にもすでに応用されていて、機械の方で勝手にそういう設定にしてくれるというものもすでにいっぱい出回っています。
私も昔ヒゲのレーザー脱毛をしていたときは、結構痛いので1回だけ照射するのではなく、我慢できる程度の出力まで下げて2回照射していました。
そして実際その時の方がよく効いたなという感覚がありました。
ちょっと話が横にそれましたが、サーマクールの治療でも同じことが言えます。
痛いのを1発我慢するよりは、ほどよく耐えられるくらいの強さまで下げてその代わり何発も打つ。
この考え方が重要となってきます。
だからサーマクールは400ショットとか600ショット、はたまた900ショットとかいう一見すると「そんなに要るの?!」というショット数が存在するのです。
ということで。これからサーマクール打ちに行ってきますv
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。