☆ゴルゴラインの正体☆(by ピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山)
2016年4月 5日 13:28みなさんこんにちは、ピュアクリニックDr木幡です
今日はタイトルの通り、ゴルゴラインとは一体なんぞや、をお話します。
いつから言われだしたのか超一流のスナイパー、ゴルゴ13の顔にこの線が入っていることから名付けられたと思われますが、私がこの業界に入った15年前にはこんな言い方していなかったと記憶しています。
ここ10年ほどでしょうか?
誰が言い出しっぺなんでしょうね?
それはさておき・・・このゴルゴライン。
若いときから入っている人も見かけます。
私が見た一番若い方は小学6年生の女の子でした。
なんなのでしょうね?
口元のえくぼに近いようなものがあるんでしょうか?
持って生まれて強いかたもいらっしゃいます。
実はここには皮膚とその下の組織をつないでいる靭帯(じんたい)様の組織があって、若い人ならこの引っ張りが強い方が笑ったときなんかにクッキリと現れ、また年齢を重ねてこの靭帯様組織の頭側がたるんでくると同様に目立つようになってきます。
この靭帯様組織、顔の中にはいくつかあって代表的なものは下の図の青い線ようになります。
ちなみにゴルゴの原因となっている靭帯は赤い矢印で示しています。
年齢とともに目立つようになってきたゴルゴラインはどのようにして治すのでしょうか?
最も簡単な方法はヒアルロン酸注射です。
ゴルゴラインを溝に見立てて膨らませてしまい、浅く見せるというわけです。
ところが、これには一つ落とし穴があります。
この靭帯様組織が強ければ強いほど、これでは治らないのです。
見分け方は簡単。
ゴルゴラインを挟むように指でつまみます。
つまんで簡単に浅くなるようならヒアルロン酸注射で治ります。
ところがつまんでも溝が残る場合はヒアルロン酸注射で改善しません。
これ、大事なポイントです☆
こうなるとゴルゴラインも次の段階の治療に入らなければなりません。
原因はゴルゴラインよりも頭側の皮膚のたるみなワケですから、ここのタルミを改善するような治療をします。
簡単なもので言えば
のような皮膚やその下の組織を加熱・収縮させるような治療です。
もう一歩進めたい方は糸を使ったリフトもいいかも知れません。
これらについてはまた後日触れますね♪
以上、顔のシワ・タルミは案外顔面の解剖学的理由で出来方も決まってくるものなのでどんな治療をするにあたってもそれをよく理解して行うことが大切なんですね(^_-)-☆
ではまた次回♪
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