☆部分痩せと体重が減る、ということPart4☆(byピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山)
2016年3月29日 12:53みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクターの木幡(こわた)です♪
ここのところ、ブログの移植作業をしておりまして、本ブログの更新が途絶えてしまってました(^^;) すみません<m(__)m>
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4回目の今回は予告どおり、脂肪溶解注射についてお話しします。
当院では2種類ご用意させていただいております。
①リジェンスリム
②BNLS
この2つです。脂肪溶解注射とひとくくりにされていますが、中身はかなり違うこの二つ。違いを見ていきましょう♪
まず①リジェンスリム。
牛乳色をした白色の液体です。成分として中性脂肪である脂肪を溶解させるフォスファチヂルコリン(レシチンとも言います)、脂肪燃焼を促進してくれるカルニチン、それとIGF-1が入っています。
フォスファチヂルコリンは乳化作用と言って、油と水が溶けあうようにする性質があります。食器用洗剤なんかもそうですよね(「油汚れに~、ジョイ♪」です、要するに)。
脂肪細胞は中に含まれている脂肪ももちろんそうですが、細胞を包んでいる「細胞膜」も油で出来ています。
これを溶かすことがフォスファチヂルコリンの役割です。
※ちなみに英語ではフォスファタイディルコウリーンと発音するのですが、初めて聞いたときはとても同じことを言っているようには聞こえませんでした(笑)
カルニチンは脂肪酸を細胞の中のミトコンドリアという、脂肪を代謝してくれる細胞内小器官に送りこむ役目があります。
ちなみに皮下脂肪の「脂肪」は「中性脂肪」という形で存在していて、これを分解すると「グリセロール」というアルコールの一種と、3つの脂肪酸になります。
この脂肪酸をミトコンドリアに送り込んで細胞が代謝してくれるようにするわけです。
IGF-1はInsulin Like Growth Factorの頭文字を取ったもので、インスリン様成長因子のことです。
ソマトメジンCとも呼ばれるのですが、これは筋量を増加させる作用があるようです。
加齢とともに筋肉も落ち、それに伴って基礎代謝が落ちてくるのを防ぐ狙いがあります。
続いて②BNLS。
これには下記成分が入っていて、それぞれ記したような内容の作用があります。植物由来というのが本製品の特長の一つです。
セイヨウトチノキ(マロニエ)・・・浮腫↓、炎症↓、毛細血管の弾力性↑
ペルシアグルミ・・・血管保護、血液循環↑
アデノシン三リン酸(ATP)・・・血管拡張、血管新生促進
チロシン・・・脂質代謝↑
アデノシン三リン酸(ATP)・・・血管拡張、血管新生促進
ヒバマタ(海藻)抽出物・・・脂肪分解↑
なんとなく眺めていると、代謝を促進することで脂肪燃焼を助けている雰囲気がありますよね。
使い分けですが、リジェンスリムは注入後に多少筋肉痛様の痛みが出ることと、脂肪を直接溶かす作用があることから体幹や下半身と言った脂肪の多いところに使用します。
それに対してBNLSは代謝を上げて脂肪燃焼を助ける性質から、痛みや腫れがあまり出てほしくない、脂肪量が少なめの顔面に使用します。
これらの脂肪溶解注射は少しずつ脂肪を減らしていくという性質上、回数治療が必須となります。
リジェンスリムは10~14日間隔、BNLSは7~14日間隔でやっていくことをお勧めしています。
今回のブログ「部分痩せと体重が減る、ということ」シリーズのパート3までにご紹介した内容と併せて利用していただくと体重を減らしつつ、痩せさせたい部分も減らすことも可能になるハズ!
是非過去のパートも参考になさってダイエットにチャレンジしてみてください。
困ったときは・・・私どもに是非ご相談を(笑)
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。