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☆鼻尖縮小(だんご鼻縮小)手術って何やってるの?Part2☆(byピュアクリニックDr木幡)

2016年3月 8日 13:17
みなさんこんにちは、ピュアクリニックDr木幡ですCool

 

今回はだんご鼻縮小手術のPart2です。

 

Part1では

「鼻先の軟骨が開いていない方に軟骨の縫い縮め手術をしてもあまり効果が無い、ではどうするのか?」

で終わっていました。

その場合の対処方法をご説明していきます。

 

この場合、いろいろな方法が取られていますが、わたしは1957年にゴールドマンという方が提唱したVertical Dome Divisionという方法をとっています。

Domeとは軟骨の折り返し部分のちょうど先端のところを指す言葉で、日本語訳だと「垂直ドーム分割術」となります。

やり方を図で示すと下図の通りとなります。

 

Domedivisionbeforeafter.jpg

赤い線を入れているところで軟骨を一旦分割し、内側を縫い寄せてしまうという方法です。

こうすると嫌でも軟骨は先が尖った形状となるため、軟骨間がもともと広がっていない方であっても鼻先を細くすることが可能になります。

 

但し、この方法をやっていただく場合には手術の際の「切り方」が重要になってきます。

closedopen.jpg

鼻先の手術の場合、上の図の左側のように両方の鼻の孔の内側だけ切る方法(クローズド法)と、右側のように一部外側に出る方法(オープン法)の二通りのアプローチ方法があるのですが、先の術式でやろうとすると右側の「オープン法」、すなわち鼻の真ん中を横切る切り方になります

 

キズが一部外に見えるところに出来てしまうのが欠点ですが、正面から見えにくいところに付ければ時間と共に比較的目立ちにくくなってくれるので、手術的にはやれる範囲が広がるということでこちらの方法を採用しています。


ただ「どうしても外に見えるキズが付くのは嫌だ!」という方はご相談ください。

他の方法でなんとかならないか、診させていただきます(^_-)-☆

 

次回はPart3として、だんご鼻縮小術の欠点とその対処方法についてお話して、シリーズを締めくくりたいと思います(*^^)v

 

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