☆ウルセラによるたるみ治療:「回復可能な負荷」がキーワード☆by ピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年2月20日 12:13みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクター木幡です☆
今日はウルセラという、超音波を使ったタルミ治療器について考察をしたいと思います。
何故、タルミに効くのか?
同じ意味ではサーマクールという高周波によるタルミ治療器も同じことなのですが、タルミに効くメカニズムはタイトルにも書いた通り、「回復可能な負荷」だと思うのです。
どういうことか説明していきます。
私はよくお客様に説明するときには筋トレを例えに使います。
筋トレをすると筋肉痛が起こります。
これは乳酸がたまるから、とも言われていますが、実際に筋繊維は断裂している、つまりプチプチ切れちゃっている状態による痛みでもあるわけです。
その後筋肉はどうなっていくかというと、人間がご飯やサプリで摂ったたんぱく質やアミノ酸を材料に修復されていきます。
そしてその過程で超回復という現象が起こります。
これは同じような刺激が再度筋肉に加わったときに耐えられるよう、筋肉が前よりも強くなろうとする現象です。
この現象は筋トレ後48~72時間中に起こるとされ、この期間中にまた筋トレをするとまた超回復が起こって・・・という感じで徐々に筋肥大が起こっていくわけです。
さあ、なんとなく話の展開が読めてきましたか?
そうです。
この考え方を皮膚でやってしまおう、というのがサーマクールやウルセラなんです。
このときに大切となる考え方が今日のタイトルの「回復可能な負荷」なんです。皮膚にダメージを与えすぎると、傷が残ります。
これは間違って包丁で切ってしまったり、大きな焼けどをしてしまったりすると跡が残る、ということからわかりますよね?
したがって皮膚の場合、ちゃんと元に戻る程度のダメージである必要があるのです。
このちゃんと元に戻る程度のダメージ(=「回復可能な負荷」)を与えてあげれば、「皮膚も筋肉と同じように前より強くなろうとするのでは?」、
というのがサーマクールやウルセラによるタルミ治療のベースとなっている考え方なんです。
で、どうするのか?
サーマクールもウルセラも方式は違うにせよ、皮膚そのものや皮膚の下の皮下組織と呼ばれるところに熱を加え、わざと回復可能なダメージを与えてそこから立ち直ろうとするときに新たに皮膚の成分であるコラーゲンその他を作らせる方向にもっていっているわけです。
先日、ウルセラを販売しているディーラーの営業マンの方に色々と講習で教えていただく機会をいただきました。
資料の中でも大切なのはコレです↓
向かって右側の図の中に、黄色っぽい丸みたいなのが6つほど横に並んでいるのが見えますね?
これ、皮膚の表面から4.5mm下のところが部分的に焼けている状態なんです。
ウルセラを照射した後の皮膚の中です。この焼けた跡が治っていって自分の新しいお肉に置き換わるときに強化されていく、というわけです。
タルミは軟部組織、つまり骨や軟骨以外の柔らかいお肉が年齢によって弾力を失い、コシがなくなり、重力負けすることで起こります。
ということはこの軟部組織を縮めてあげたり、強化したりすることが出来れば、少しでもタルミは改善するハズです。
ウルセラが登場するまではサーマクールがその主役でしたが、皮膚の表面から一定の深さ以上は加熱しにくいという欠点もありました。
それを補っているのがウルセラです。
骨以外のあらゆる深さのお肉を加熱出来ればそれだけタルミの改善も期待できるわけですから。
ということで、ピュアメディカルクリニックではちゃんとした手術や、糸を使った施術でのお顔のタルミ治療ももちろん行っていますが、このように全く切らない非手術的方法でのタルミ改善治療もご案内しております。
方法は様々ですし、決められているわけでもありません。
みなさんのご状況に合わせて選択していただいて結構ですので、怖がらず、遠慮なく私共にご相談ください♪
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。