☆シワへの注射:種類の使い分け☆(by ピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年2月21日 15:08みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクター木幡です☆
今日はお顔のシワに対して行う注射治療の使い分けについてお話したいと思います。
当院に限って言えば、シワに対して行う注射治療には
の4つがあります。
それぞれを簡単に説明していきます。
まず①ボツリヌストキシン注射。
これはボトックス™という商品名の方が馴染みがあるかも知れませんが、シワの原因となる、表情筋の動きを止めるという治療方法です。
よく使う部位として、額・眉間・目尻のシワ、目と目の間の鼻の部分の横ジワ、上唇上の縦ジワ、アゴの梅干しジワが挙げられ、番外編としてホウレイ線、口角下のシワがあります。
表情によってシワが出来るのは若い時からでも起こります。
しかし、年齢を重ねると表情の動きによって必要以上にシワが出てくる上にそれが刻まれ始めてくるので、根本原因であるその部分の動きから封じてしまおうという考え方です。
ただこの治療で気を付けないといけないのは、シワというのは表情を豊かにする側面もあるので、消し過ぎると違和感が出てしまう、ということです。
そのため、
部分的にはワザと残す、
という考え方も大切になると思います。
また欠点として、
動きを止めてしまうと都合の悪い場所の治療は出来ない、
というのがあります。
例えばホウレイ線のシワは口の動きによって出来る部分もありますが、さすがに口の動きを止めてしまったら食べたり喋ったりするのに支障でますよね・・・(^^;)
効いている期間は3か月~6か月で、これ以降過ぎてくると少しずつ動きが戻ってくるので再度治療が必要となります。
ただ慣れてくるともう少し間隔をあけることもできるようになってきます。
②ヒアルロン酸注射。
これはもうわかると思います。
シワを一種の溝ととらえてそれを膨らませて浅くする、という発想で行う治療です。
以前のヒアルロン酸の記事でも触れていますので参照ください。
③レディエッセ注射。
これもヒアルロン酸注射と治療の発想は同じですが、素材が異なります。
ハイドロキシアパタイトという、イタリアのメーカーの歯磨き粉「バイオリペア」にも入っている成分で、リン酸カルシウムです。
ヒアルロン酸よりも入れられる場所は少しだけ限られますが、ホウレイ線やゴルゴラインといった、比較的皮膚が厚めでくぼみが大きい箇所に向きます。
④リデンシティー注射(ヒアルロン酸)。
これはドクターブログ初登場ですね♪
実は商品名が少しだけイメージを湧かせてくれるのですが、redensity、分かりますか?
Densityというのは「密度」という意味の単語です。
Reが「再び」という意味なので、言ってみれば「皮膚の密度よ再び!」という感じでしょうか(笑)
年齢を重ねると皮膚内の水分が減り、コラーゲンが減り、色んな意味で皮膚の密度は低下していきます。
このヒアルロン酸は成分にヒアルロン酸以外にアミノ酸・ミネラル・ビタミン・抗酸化剤が含まれており、言ってみれば美容液を直接お肌に注射する感覚のヒアルロン酸です。
下の図のようなシワに向くと言っていいでしょう。
たるみが出現してきたことによる、アコーディオン状に入るシワ、とでも言うのでしょうか。
日本人でも皮膚が薄い方に出やすいシワのパターンです。
上に挙げたいずれの治療も時間が経過してくると少しずつなくなっていきますので、定期的に更新をする必要はあります。
ただ無くなっていくということはある意味安心な側面もあって、永久的に残る材料だからといって永遠にシワが消えているということもありません。
歳はかならずとるわけですからね
今回はここまでで~す♪
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。