☆光治療器の種類と選び方☆(by ピュアクリニックDr)
2016年2月 6日 17:12みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクターです♪ いつもブログを読んでいただいてありがとうございます☆
今回は当院でも人気の治療である光治療器の種類とその選び方についてお話したいと思います♪
人気の高いものを上げると「ライムライト」「タイタン」「ジェネシス」…Limelight、Titan、Genesis。英語に直せばカッコいい名前のものばかりですが、これだけだと何を治療してくれる機械なのやらさっぱりわかりませんね?!
実はどんな名前の治療器であっても、「どんな種類の光が出ているのか」が分かれば自ずと何に効くのかおよその検討はつくのです。今日はそんなお話です。
説明に入る前に下のグラフをご覧ください。これがすべてと言ってもいいくらいなので嫌がらずにちょっと眺めてみてください。
これはヘモグロビン(血液の赤味の成分)、水(肌の中の水分)、メラニン(シミの成分)を3つが、どのような波長の光をどの程度吸収しやすいか、を表しているグラフです。
まずヘモグロビンですが、波長200から500付近までは上下しながらも吸収度合いが高いことが分かりますが、500を超えてくると下がってくるのが分かります。
水は300くらいでいったん消えたあと、700あたりから急にまた出現してきてそのあとはどんどん吸収係数が上がっていってます。
メラニンは300くらいからゆっくりと落ちて行って1000を過ぎたあたりで吸収係数が1を下回り始めます。
これを踏まえてそれぞれの治療器を見ていきましょう。まずライムライトは波長520~1100nmの範囲の光を出します。グラフで見るとピンク色で塗った部分です。この範囲はメラニンの吸収係数が最も高く、次いでヘモグロビン、水ときます。従ってこの治療器は①メラニンが原因となるシミやくすみに効果があり、少し弱いながら②ヘモグロビン(血液の赤味成分)が原因となる赤ら顔やニキビの赤味、毛細血管拡張症にも効き、③肌の水分にもいくらか取り込まれ毛穴の引き締め効果や肌の張りを出すという効能が期待できるというわけです。総合的なお肌治療器と言えるでしょう♪
次にタイタン。これは波長1100~1800nmの光を出します。グラフで紫色に塗ってある部分です。ここは主に水の吸収が良いことが分かります。さらに、光は波長が長くなればなるほど、皮膚の深いところに届くという性質があります。つまり、タイタンの出す光は皮膚の深いところの水分に吸収されやすいため、この治療器は主に皮膚の引き締め・たるみ改善に使用します。
そしてジェネシス。これはロングパルスYAGレーザーというのを使います。YAGレーザーの波長は1064nmのみで、これまでご紹介した治療器と違って光に幅はありません。これをQスイッチの設定(10億分の1秒)ではなく、ロングパルス(100万分の1秒)のスピードで照射します。ロングパルスという比較的遅い照射時間(100万分の1秒でも「遅い」と言います)で照射するとメラニンのような細かい粒よりももっと広く分布している肌の水分とか赤味の方に反応しやすくなります。これにより肌の張りやキメ、毛穴や赤味を改善していきます。 ※ちなみに同じ機械をQスイッチの設定で照射すると今度はシミの方に反応するようになります。
どうでしょう?少々難しい理屈の部分もありますが、上のグラフと照らし合わせるとそれぞれの機械がどうしてシミや赤味の改善や、肌の張りやキメを出したりするか、おわかりになるでしょ♪ すべては光の波長とそれに対するメラニン・水・ヘモグロビン(血液の赤味)の吸収度合い、それと光の照射スピードによって決まるということなんです。
ピュアメディカルクリニックでは、皆さまがお肌のどういう状態を改善なさりたいか教えていただければ、こうした治療器の中から最も適したものをご案内させていただいております(^_-)-☆ 皆さまのお越しを心よりお待ちしております♪
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