☆ウルセラ:サーマクールとのすみ分けは?☆(byピュアクリニックDr木幡 /奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年2月28日 14:10みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクター木幡です☆
当院で人気のたるみ改善治療器であるサーマクールとウルセラ。
方式は違うにせよ、どちらも同じような考え方に基づいた治療器です。
では両者をどう使っていくのが良いのでしょうか?
今回はこのことについて考察してみたいと思います
まず、人間の顔がたるむ時にどのようなことが起こっているのか、図で考えていきましょう。
はなはだ簡単な絵で申し訳ないのですが(笑)
左側が若い時で、骨にくっついているお肉が重力に負けていない状態です。
年齢を重ねるにつれ、お肉は重力に負けはじめ、下向きに垂れていきます。
これが図の右側です。
さて、これを治療してく行くにあたってどう考えるか?
もしこれを糸を使ったリフトで治療する場合は下の図のようになります。
はい、そのまま持ち上がるだけなので難しいことは何もありません。
難しいことを挙げるとすれば糸を入れるために手術を受けていただかないといけない、ということだけです
ではサーマクールやウルセラの場合だとどういうことになると想像されるでしょうか?
どちらも皮膚やその下の皮下と呼ばれるところを加熱・収縮させる治療です。
まずはサーマクールから見ていきましょう。
サーマクールは高周波を使って皮膚を加熱するという治療器です。
加熱される範囲は皮膚の中ほどから一番深いところになりますが、それ以上深いところには届きません。
果たして下の図に示したようにたるみは改善されるのでしょうか?
これについては、なる場合もあればならない場合もある、という風に考えるのが自然です。
”こうなりやすい場合”について考えてみましょう。
サーマクールで主に縮みを起こすのは皮膚ですから、
①皮膚の縮み具合がそれなりに強ければこのような改善をすることは期待できます。
これはお肌質と言ってもいいかも知れません。
②お肉のボリュームが少ない場合も(相対的に皮膚の縮みが勝っている、ととらえることもできます)このように改善しやすいと言えるでしょう。
③たるみの程度が軽い場合も当てはまると考えられます。
ではこの3つに当てはまらないケースだとどうでしょう?
①サーマクール治療による皮膚の縮みが十分でなく、
②お肉のボリュームはしっかりとあり、
③たるみの程度が強い場合
はサーマクールによる皮膚の縮みだけでは引き上げ力が足りないということになりますね?
その場合、にウルセラも考えたくなってきます。
ウルセラもサーマクール同様、皮膚を加熱するという治療ですが、超音波を使用するという性質から、加熱の範囲はサーマクールの場合と比べて深くなります。
下の図のようにサーマクールとウルセラをダブルで治療出来れば、加熱される範囲はさらに厚みを増し、たるみがより改善される可能性が出てくるハズです。
結局何が言いたいかというと、タルミが強くなればなるほど、もともとお肉のボリュームがあればあるほど、こうしたタルミ治療器によってタルミを改善なさりたい場合、その加熱範囲は浅いところから深いところまで及ぶ必要がある、ということです。
ではサーマクールとウルセラ、それぞれ単独で使用する場合の使い分けは果たしてあるのでしょうか?また別の記事で触れていきたいと思います(^_-)-☆ お楽しみに♪
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