☆先日ご相談のあった小鼻縮小術について☆(by ピュアクリニックドクター木幡)/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年2月13日 13:27みなさんこんにちは、ピュアクリニックドクター木幡です☆
先日、お客様より小鼻縮小術のご相談を受けたのでついでと言ってはなんですが、ここで解説しておきたいと思います。
何種類か手術方法があるのですが、どれが自分に良いのか分かりにくいというのが実情だと思います。
そのあたりをもう少しクリアにしていきましょう。
まず、基本の鼻から。
ここからこの図をいじっていきたいと思います。まず小鼻が気になるという方で、横に広がっているのが気になるという人がいるかも知れませんね。↓の図のような感じです。
また、ひょっとしたら横に広がっているのではなく、前方に広がっているという人もいるかも知れません。
はたまた、横にも前にも広がっているという人もいるかも知れません。
こう見ていくと、小鼻が大きいというのは横方向に膨らむか前方向に膨らむかのどちらかしかない、ということが言えます。
※実は小鼻の形には鼻尖、つまり鼻の先もかかわっているのですが、この話をしだすとややこしくなるので今回は省略します(;^ω^)
すると手術の方法としてはこの逆、つまり横方向に縮めるか、ペシャンコにする方向に縮めるのかの二通りが必要だということになります。
おそらく一番有名な小鼻縮小術は小鼻の内側を切るいわゆる「内側法」だと思われますが、ある意味最も汎用性が高い施術であるのはこのことを考えれば当然といえば当然なのです。
この方法は下の図のような手術となります。
はい、図の赤い印の通り、小鼻の内側をひし形のように切り取って縫うというやり方なのですが、縮む方向として内向きであるとともに、ペシャンコ方向でもあることが分かります。
この方法だと両方の良いとこ取りが出来る反面、それぞれの方向への縮み方は多少マイルドになってしまうというのが欠点となります。
ただ、傷跡も目立ちにくくなりやすい部分でもあるため、大げさにしたくない方にはうってつけの方法と言えるでしょう。
では、横方向やペシャンコ方向一点張りの手術というのはあるのでしょうか?
あるんです、これが。
ペシャンコ方向に威力を発揮するのが小鼻の外側を切るいわゆる「外側法」となります。
切り方は下図のようになります。
手術の性質上、多少横方向にも縮みはしますが、ほとんどがペシャンコ方向にする手術だと言っても過言ではありません。
鼻の孔が大きい方はこちらの方が小さくなりやすいので向くと言えるでしょう。
しかしこの手術の決定的弱点は傷跡です。
実は小鼻の外側というのは傷が目立ちやすいことで有名な箇所です。
特に皮脂腺が発達していて皮膚が厚い方は目立ちやすい傾向にあります。
従ってこの手術を受けられる際はこのことを念頭に置いておく必要があります。
横方向に縮める手術はあるのでしょうか?
これもあるんです。
この手術方法は美容外科の書物に記されている名ではAlar Base Flap法と呼ばれています。
日本語に訳せば「尾翼基部皮弁法」とでもなりますでしょうか。
下図のような手術方法となります。
尾翼基部、つまり鼻の孔の底の部分に切れ込みを入れ、それをお互いが交差するように通して反対側の小鼻に縫い付け、小鼻を横方向に縮めるという手術です(たぶんこの文章で伝わっていないと思います(笑)。
言葉で表そうとすると難しいので、すみません(・・;))。
これだと小鼻はほぼ横方向にしか縮まなさそうなのはお分かりいただけると思います。
以上、横方向、ペシャンコ方向、両方向の3通りの手術をご紹介しました。
いずれもそこまで長時間の手術ではありませんし、抜糸も約1週間後とほぼ共通ですが、小鼻のご状態によって使い分ける必要があります。
もちろん、「この方法の方が向いているとは思うけど、傷跡が気になるからこっちの方にしたいわ」等の希望を出していただいても全然OKですのでそのあたりはご遠慮なくおっしゃってください。
私共ドクター陣で最終的にみなさんの利益にかなう方法をご提案させていただきます。
それでは今回はこの辺で(^_-)-☆
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