☆シミ治療:治療器の使い分けその3☆(by ピュアクリニックDr)/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年1月31日 16:29いつもブログを読んでいただいてありがとうございます♪
今回は二つ目のタイプのシミ、肝斑・ソバカスです。
シミの出来る仕組みは似ているこの二つ。
しかし治療法は両者で異なってきます。
まずはこのシミの出来る理屈から、です↓
このシミはメラニンを作る側である「メラニン細胞」に原因があります。
肝斑の場合はお肌の炎症にその原因が、ソバカスの場合は遺伝的体質にその原因があります。
それらが原因でメラニン細胞がメラニンをバンバン作り、表皮の細胞へと送り出していきます。
ソバカスの方が簡単なので先に説明してしまいますが、遺伝的素因についてはどうしようもありません^^;
従ってソバカスは出来てしまったものを取るしかないのです。
取り方は
か
のどちらを使用してもかまわないのですが、一般的にはフォトフェイシャルで治療することのほうが多いです。
どうしてもソバカスは再発傾向があるのでその都度ダウンタイムが長くかかるQスイッチレーザーでやるのは割に合わないからです(しっかりカサブタになりますから(・・;))。
フォトフェイシャルでは、反応したシミが少し黒っぽく変色する程度の変化はあるのですが、Qスイッチレーザーのように派手なカサブタになることはなく、メイクも治療直後からしていただけるのでダウンタイムをあまりかけずにシミ治療をなさりたい場合には最適です♪
ただし、1回あたりがマイルドになる分だけ回数治療は必要になりますのであしからず。
次に肝斑です。
先ほど、肝斑の原因はお肌の炎症にある、と書きましたがその原因はメイクをする・落とす際等のこすり刺激だと言われています。
実はハッキリとはわかっていないのですが、色んな先生方が言われていることと私自身の考えを総合すると、以下の4つの原因があるのではないかと思っています(あくまで私の予想も含みます)。
・肌の乾燥
・女性ホルモン
・こすり刺激
・こすり刺激に負けやすい肌質
なぜこうなのか、というのはまた別の機会に譲るとして、今回は治療方法についてみていきましょう。
肝斑に対しては一般的にレーザー治療は禁忌(やっちゃダメ、ということ)ですが、それはカサブタを作ってしまうような治療は肝斑の原因となっている炎症を助長してしまうからなのです(要するにやっちゃうと肝斑が悪化してかえって濃くなります)。
そういう意味では実はフォトフェイシャルも本当はダメだったりします。
程度は軽いにしてもカサブタを作ってしまうからです。
ではどんな治療をするのかというと、炎症が原因で肝斑ができているわけですから、お肌の炎症を鎮めるような治療になります。
トラネキサム酸を内服する・導入することは炎症を鎮める作用があります。
プラセンタ注射・マスクなんかもいいと思います。
ビタミンCもありですね。
そして、肌へのこすり刺激が原因となっている可能性が高いわけですから、メイクをつけるとき・落とすとき、洗顔方法なんかも見直されると良いでしょう。
カウンセリングの際によくよくお聞きすると結構あてはまる方をバンバン見受けます(笑)
「まさかそんなことが原因になっているなんて?!」と皆さん思っていらっしゃるんでしょうね(;^ω^)
そして、すでに出来てしまったメラニンについてどうするか?
上の治療だと、新たにできるメラニンは防げるかもしれませんが、すでに出来てしまったものに対しての治療にはなっていませんよね?
そこで最近、よく行われているのが「トップハット型のQスイッチYAGレーザーを低出力で打つ」という治療です。
ハ?と、トップハット?
なんじゃそれ?
と思われたと思います(笑)
ここは理解しなくていいです、はい。
この治療は炎症を来すことなく、メラニンの細かい粒子だけ狙ってやっつける治療だと考えてください。
おそらく、現在唯一といって言いくらいの肝斑治療器です。
当クリニックにも置いてありますので肝斑にお困りの方は是非ご相談ください♪
長くなりましたが、3回目はこの辺でおひらき~(*^^)v
奈良以外でも、大阪・京都・三重・和歌山からも便利に来院いただけます。