☆シミ治療:治療器の使い分けその2☆(by ピュアクリニックDr)/奈良・東大阪・京都・三重・和歌山
2016年1月29日 12:55いつもブログを読んでいただきありがとうございます
今回は前回の続きです。
まずは下のパターンのシミの場合の治療方法について考えて見ましょう♪
つまり、メラニンの受け取り手である「表皮の細胞」が異常をきたしてシミが出来ている場合です。
これには老人性色素斑や脂漏性角化症があてはまる、と前回の記事で書きました。
細胞が異常をきたしているわけですから強制撤去する以外、消しようがありません。
こういう時に使う治療が光治療(ライムライト「フォトフェイシャル」)だったりQスイッチレーザー治療や炭酸ガスレーザー治療だったりします。
今回はこれら治療の使い分けについてお話しておきます。
まずはこちらの画像をごらんください。
これは典型的な老人性色素斑です。
この場合、ライムライト「フォトフェイシャル」、もしくはQスイッチレーザーを用います。
どちらも光エネルギーをシミの色素に吸収させてそのとき発生する熱でシミを焼き飛ばしてしまうという点では同じです。
では何が違うかというと、フォトフェイシャルの方がマイルドに治療していくのでダウンタイム(治療のあとが気にならなくなるまでの時間(日数)のこと)が短く、シミが顔の広い範囲に存在している場合に向きます。
すぐに化粧ができちゃうんですね♪
逆にQスイッチレーザーの場合は高いエネルギーを使ってシミを治療するので1回の治療でかなり薄く出来るのですが、カサブタが出来てしまうのである程度のダウンタイムを要してしまいます。
よってポイントのシミ治療に向くと言えます。
施術後10~14日間はテープを貼っていただくことになります^^;
広範囲にあるシミを短いダウンタイムで治療するにはフォトフェイシャル、少々ダウンタイムを要してもいいから狭い範囲にあるシミを少ない治療回数で治療する場合にはQスイッチレーザー、と考えてもらうと良いと思います♪
では炭酸ガスレーザーはどのようなときに使用するのでしょうか?それは次のようなシミの場合です↓
写真ではわかりにくいかも知れませんが、これは脂漏性角化症といってイボ状に盛り上がったシミなんです。
このようにかさばっているシミにはフォトフェイシャル、Qスイッチレーザーは向きません。
何故なら、かさばっている分、照射した光・レーザーのエネルギーがシミ全体に行きわたりにくく、効果が落ちてしまうからです。
特にこのシミで色が薄い場合はなおのことです。
こういうときに炭酸ガスレーザーを使います。
炭酸ガスレーザーではこのようなイボ状のシミを「炙って」とってしまいます。
イメージでいうと、虫眼鏡で太陽光線を集めて紙を焼くときのような感じ(^^)v
Qスイッチレーザーの時と同じようにテープ貼付が必須になります。
あ、首に出来るイボなんかも同じように取れますよ~♪
主に文章での解説になってしまっているのでちょっとイメージが湧きにくいと思いますが、また機会を見つけてそれぞれの治療をするとこんな風になりますよ、という具体的な部分もアップしていきたいと思います。
とりあえず今回はここまで♪ 次回は肝斑・ソバカスで~す(^-☆)
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