(1)抗体とは?
免疫システムの一環で、体外からの異物であるウイルスや細菌の増殖を抑えてくれるのが抗体(免疫)です。身近なところでは、インフルエンザの予防接種です。あらかじめ無害化したウイルスの病原菌を注射(異物)しておくと体内に抗体が出来ることで、たとえインフルエンザにかかってもその病状を弱めることができます。特定のウィルスや菌用に作られた抗体は、その相手のみ異物と認めて吸着して動きを止め、攻撃・排除するという働きを持つ頼もしいものです。副作用もありません。
レイドラテ・ラ・ポーに配合のダチョウ抗体(卵黄抽出液)は、
■アトピー性皮膚炎の場合「商品名:レイドラテ・ラ・ポー」:かゆみの原因となる【黄色ブドウ球菌】
■ニキビの場合:炎症の原因となる【アクネ桿菌】、ニキビ悪化による膿みの原因菌が【黄色ブドウ球菌】
■花粉対策の場合:スギ・ヒノキの【花粉アレルゲン】
のみをピンポイントで異物と認めるものです。
(2)なぜダチョウなの?
◆1.ダチョウ抗体の開発者は?
◆2.ダチョウ抗体の作り方
◆3.ダチョウの生命力(抗体)の強さ
◆4.哺乳類でなく鳥であること
◆1.ダチョウ抗体の開発者は、京都府立大学大学院生命環境科学研究科の塚本教授によるものです。
ダチョウを用いた新規有用抗体の低コスト・大量作製法の開発に携われ、ダチョウの卵から抽出した抗体を用いた新型インフルエンザ予防のための「ダチョウ抗体マスク」で有名な先生です。
2009年には「文部科学大臣賞」も受賞されています。
最近の著書「ダチョウの卵で、人類を救います」(小学館)も大きな話題になっています。
◆2.大きく強いダチョウの卵を利用して有益な抗体の大量生産を可能にしています。
“抗体”にダチョウがどうして関係するの? と思われる方が多いと思います。ダチョウ抗体とは“ダチョウに作らせた抗体”の意味で、卵(卵黄)から抗体を抽出します。ですから、”ダチョウ卵黄抽出液”という言い方もしています。
ご存知の通り、ダチョウは鳥類最大で、その卵の大きさはなんと鶏卵の25†30倍もの大きさ。
しかも半年で80から100個の卵を産む個体もいます。
同じ卵を利用する場合、ダチョウの卵なら当然一度に大量の抗体を生産できます。
よって、従来より大幅に抗体生産が出来やすくなります。
抗体の利用は、乳がんの治療薬など、近年利用され始めていますが、マウスや鶏卵利用の場合、大量生産が難しく非常に高価なようです。
ダチョウの卵より各種の抗体を精製したものがダチョウ抗体です。
この際、卵アレルギーの元となる、『卵白アルブミン』を含みませんのでご安心ください。
◆3.ダチョウは鶏と比べると、感染症に強くケガの治りも非常に速く、長生きで強い生命力の持ち主。ということは、病原菌に対する強い抗体(免疫)の持ち主であるともいえます。
ダチョウ抗体は卵黄から抽出しますが、高い精製精度により純粋なものを抽出しているため、卵アレルギーの元となる『卵白アルブミン』を含みません。ご安心ください。
◆4.黄色ブドウ球菌は、普段より人のお肌にたくさんいる常在菌の一種です。悪さをするのは、その常在菌のベストなバランス(健康なお肌は弱酸性)が崩れ、黄色ブドウ球菌が好むアルカリ性に傾くことで黄色ブドウ球菌が異常増殖、かゆみの原因となる大量の毒素を出すからです。
対抗する有益な抗体を作ろうにも、人や、同じ哺乳類であるマウスやウサギなどでは、普段より共存する菌に対し、異物と認識させて抗体を作ることが難しいのです。
その点、鳥類であるダチョウの免疫では、異物として直ちに抗体をつくってくれます。
(3)ダチョウ抗体のレイドラテ・ラ・ポーでの働き
アトピー性皮膚炎のかゆみの原因となる黄色ブドウ球菌のみをピンポイントで異物と認め吸着するダチョウ抗体が入っているため、お肌にいる常在菌には働きかけません。
常在菌の中には、健康なお肌の弱酸性環境のもと、しっとりとしたお肌をつくり健やかなお肌に欠かせない善玉菌もいます。
ダチョウ抗体は、「殺菌」という方法・考え方と大きく違い、原因菌のみに働きかけ、大切な善玉菌まで一掃してしまわないので、アトピー性皮膚炎の方の肌環境を、さらに壊してしまう(悪くする)ことはありません。
だから、健やかな肌への近道となりますし、大人だけでなく赤ちゃんや乳幼児、子供様でも安心して使用いただけます。
善玉菌まで一掃してしまうことは、ただでさえお肌のセラミドが少なく、乾燥して弱っているアトピーの方のお肌のバリアー機能をさらに傷めて壊してしまい、細菌やウイルス、ほこりやダニなどに対し、更に弱くなる悪循環をも招いてしまいかねません。
「その他」
快適に生活するうえで、アトピー性皮膚炎の一番不快でやっかいな症状は「かゆみ」です。
「このかゆみさえなければ・・」
「掻かずに我慢なんて出来るわけがない・・」
このように考え悩み、苦しんでいる方、かゆみ対策や情報、治療法を懸命に探している方が非常に多いです。
子供に「かゆくても我慢」「掻いたらダメ」と諭しても、掻かないことは無理ですし、それは大人も同じです。
たとえ日中はなんとか我慢しても、夜に掻き壊してしまうパターンも多いです。
お子様をもつ親御様は、掻いてしまうお子様を見て気になって、ご本人も含め熟睡できないでしょうし、その様子を見るのは非常につらいと思います。
アトピー性皮膚炎の原因は多岐に渡ることが多く、完治・根治を目指すことは非常に難しいのが現状です。
しかし、完治・根治でなくとも、黄色ブドウ球菌のみをピンポイントで異物と認め吸着し、かゆみを抑えることで「かゆくてお肌を掻き壊す」⇒「さらに悪化する」悪循環を断ち切ることは、たとえアトピー性皮膚炎状態であっても、快適に生活を送る際の大きな前進の一歩につながると考えます。
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